
2019年7月6日(土)日本獣医生命科学大学で開催されたAWFCJ(アニマルウェルフェアフードコミュニティージャパン)第4回国際シンポジュームにて、AWFCJビジネス会員として自己紹介する機会をいただきました。
他に流通会員として自己紹介したパルシステムさん、東都生協さん、オイシックス・ラ・大地(オイラ大地)さんとは事業規模が異なりすぎます。大した話はできませんので、個人事業の自己紹介と割り切って日頃考えていることを5分で話してみました。

Eat Naturalは「毎日の食から『美味しい革命』を!!」ということを目標にしています。「美味しい革命」って素晴らしい言葉だと思いませんか?食を変えることで、人も変われる。社会も変われる。家畜にも優しくなれるし、地球や環境にも優しくなれる。たった一つの言葉で色んなことを表しています。

「美味しい革命」は、シェ・パニーズのオーナーであり、スローフード協会の副代表でもあるアリス・ウォータース(Alice Waters)さんの言葉です。
昨年、アリス・ウォータースさんが来日し、スローフード日本のイベントに参加されました。その際、講演の後に一人の母親の質問に答えて、下記のようなことを話されました。

簡単にも聞こえるけれど、日常の生活を振り返ると実現しようと思ったら結構難しくはないでしょうか。身近に手軽に手に入るものは「誰がどこでどのように作ったのか」見えない食で満ちあふれています。けれど、それを考えることが一消費者としてアニマルウェルフェアを考えるスタート地点だと思います。

日本では、欧米各国に比べてアニマルウェルフェアへの取り組みは大変遅れていると言われています。けれども、少ないながら日本にも地道にアニマルウェルフェアに通じる取り組みをしている生産者がいます。
Eat Naturalでは、全国各地に点在する生産者と首都圏を中心とした消費者を結べるように努めています。自然食材を好むシェフを中心に、アニマルウェルフェアに配慮した畜産品は高い関心を引いています。

Slow Food銀座などとも連携しながら、生産者と共にアニマルウェルフェア畜産品を食べるイベントなども開催しています。
SDGsに力を入れる白金台の結婚式場 八芳園さんは、アニマルウェルフェアにも取り組んで頂いています。2018年7月にオーガニックライフスタイルレストランAnniversary Gardenで、北海道十勝の放牧豚「どろぶた」の生産者 平林英明さんを呼んでお話聞きながら、柿迫太陽シェフによる自然栽培のお野菜とどろぶたの美しいメニューを楽しみました。
またAWFCJには事務局として運営協力しながら、生産者や研究者などから最新の情報の取得に努めています。

ヨーロッパでは、EUの主導で従来型のバタリーケージが廃止されました。日本では、国の主導でアニマルウェルフェアが前進する兆しは見えません。業界からも動きにくいでしょう。であれば、消費者が毎日の食選びを通じて未来の日本の食に投票する。グラスルーツに日本の食の未来を築いていく。それは誰にも止めることはできないでしょう。

ということで5分間お話させていだたきました。
